“別な自分”が、文書を磨く。
冷静な文書を作成するコツに、“読み直し”があります。
昨日、コスモさんのコメントに返事を書いていて、気づかされました。
前回書いた“読み手の顔”を見極めるために、私自身、“もう一人の自分”から、「読み手は誰?」などと監視されながら書いている、ということに気がついたのです。
“もう一人の自分”に監視してもらうためには、まず、「少し時間を置いてからの読み直し」を習慣にすることが必須だと思います。
というより、“時間を置いて、別な自分になってから読み直しをしないと、きちんとした監視ができない”といったほうが正確かもしれません。
別な自分になってから読む、といっても、演技のように特殊なセンスがいるものではありません。
コーヒー一杯を飲んでから読むだけでも、書き上げた直後に読むのと比べたら数倍の効果があります。
文章を書き終えたばかりのときというのは、充足感で満ちていますし、多少なりとも興奮ぎみです。そのまま読み直しをしても、書いた文章に対して自信に満ちており冷静になれないため、誤字にさえ気づかないことがよくあります。
誤字や、前後のつながりがうまくいっていない部分を発見するだけならば、コーヒー一杯飲んだあとでも充分な効果があります。
では、さらに!
ひと晩寝かせてから、読んでみてください。
「なんだこの書き出しの7行、説明っぽくて全然おもしろくないな。喜びを発見した瞬間の、ここから書き出したほうがずっといい」
などということに、気がつき始めたらしめたものです。
もう、あなたは“もう一人の自分に監視させる”習慣の第一歩が踏み出せました。
寝かせる時間は、長ければ長いほど、気づきは大きいように思います。
といっても、書いたときの気分とは違ってしまうほどの精神的なショックが間に入ったりすれば、推敲そのものに意欲を失ってしまうかもしれないので、ただ長ければよいというものではないのですが。
書いた内容について、心のどこかで意識をしながら寝かせる時間が長ければ長いほどよい、と言えば正しいかもしれません。
ワインだって、ただ寝かせればよいというわけではありませんから。
温度や湿度が急激に変化したり、チェルノブイリのような事故に遭ってしまっては、熟成どころではないですよね。
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コメント
私は、一晩も待てない。
で、後で読み直して「ぎゃ~っ!」てことに。
個人の日記であるブログならまだいいけど、仕事上の文書やホームページだったりしたら、困ったことに。
友人は「慣れだよ」と言っていたが、Gは役所を辞めるまでPCで横書きの文章をチェックするのは好きじゃなかった(笑)。
部下の文章も紙に打ち出して赤ペン先生してたし。
口で言ってもメモをとらない子が多かったということもあるのだけど…
投稿: ドン・キホーテ | 2007年5月22日 (火曜日) 08時41分
ドン・キホーテさん、こんにちは(6^:^3)
そうですよね、わかりますわかります!
私は、書いたものを仕事として提出していたので(お金をいただくので)、ひと晩おいてチェックする手間に慣れた、ともいえます。
いずれ秘策を思いつきましたら……どうすればひと晩ガマンできるか? をテーマに一冊書けそうですね(^^ヾ)
投稿: Okei | 2007年5月22日 (火曜日) 09時39分
もう一人の自分
客観的になる。って事ですね。
投稿: コスモ | 2007年5月22日 (火曜日) 18時39分
コスモさん、いつもありがとうございます(6^:^3)
そうですね。
ただ客観的になろう!といっても、具体的にはどのようにすればよいのか伝わりにくいところ、コスモさんのコメントに返事を書かせていただいているうちに、なんとなく「こんなからくりになっているんじゃないのか」と、思い当たりました。
ありがとうございました。
投稿: Okei | 2007年5月22日 (火曜日) 22時08分
私もドンキホーテさんと同じですね。
一晩たつと文章が変わってしまうんです。
つまり心変わりってヤツですね?
もっとひどいのになると、
読み直す度に文章が違ってくるんです。
若い頃、ラブレターでも苦労しました。
次の日、読み直して破りの繰り返しでした。
それ以来、文章は集中して一気に仕上げる!
が習慣になりました。
だから今はほとんど校正なし?です。
音楽と同じで瞬間芸術ですね?
投稿: チャイコ | 2007年5月23日 (水曜日) 08時51分
>チャイコさん
ラブレターの破り捨て術で、そうとう文章力を鍛えてこられたようですね(6^:^3)
投稿: Okei | 2007年5月23日 (水曜日) 21時08分
とっても参考になりました。
他人の文章を読むことで自分の文章力を磨く!
だけではなく
自分の文章を他人の文章の様な感覚で読む!
そう言えば昨日、新風舎から本を出す契約での法律相談を請けました。内容はまた時間のある時お話します。
投稿: パクパク | 2007年5月24日 (木曜日) 03時02分
>パクパクさん
新風舎さんの場合、書き手が“初出版”ということも多いので、トラブルもあるんだろうなと思います。
実は私も、リライターとして新人のかたの小説をチェックする仕事をさせていただいたことがあります。その関係で、いまも自費出版系の編プロには何人か知人がいますよ。
機会があったら、編プロ側の事情も聞いておきますね。
葬送関係もそうなのですが、自費出版も、個人でやろうとすれば何百万かけてもうまくいかないことを、数を集めることで気軽にできるようにした特殊なサービスですよね。
高価なツールを業者が独占しているという意味で、通常の商品商売とは違い、一方的な契約になる傾向があります。でも、業界としては、当初は「奉仕」の精神で始めたことだったりします。高価なツールを維持するために、ある程度は一方的な契約でないと、商売そのものが成り立たなかったりもします。
それだけに、ユーザーが通常取引のつもりで「ひどい」と思っていても、業界の側にもそれなりの事情で慣習化したものがあったりして、消費者契約法等をそのまま適用できない、ややこしさがあったりもしますよね。
明後日、相談の内容をうかがうのを楽しみにしてます!
投稿: Okei | 2007年5月24日 (木曜日) 16時19分
お邪魔します♪
私も契約書や内容証明を依頼されると、いただいた
時間の中で、極力、完成してからお客様にチェック
していただくまでの間をあけるようにしています。
そうすると、完成直後に気づかなかったことがいろいろと
出てきて、「ああ、すぐに送信しなくてよかった~」
というふうに思ったことが何度もありました。
でも、勢いがないと出せないものもありますよね!
(それこそ、ラブレター?)
使い分けが大事ですね。
投稿: hamasaka | 2007年6月13日 (水曜日) 23時00分
hamasakaさん、いらしてくださったのですね!
感涙です(6^:^3)
同業の先輩に敬意を表しまして、リンクも貼らせていただきました。
箕面といえば、私は独身の頃、演劇ライターなる仕事をしていたのですが(ゲームライターでもありましたが(^^ヾ))、仕事で伊丹アイホールに行った折、そのホールに勤めていた知人のお宅が箕面にあって、一泊させていただいたことがあります。
子どもの年齢も近いことですし、これからもブログ、拝読させていただきますね♪
投稿: Okei | 2007年6月14日 (木曜日) 19時22分